町長のご挨拶

牟岐町長 福井 雅彦

 

 牟岐町ホームページにお越しいただき有難うございます。

 牟岐町は、一言すれば、『宝石の原石』のような町でございます。懸命に磨けば、美しい様々な色の光を発するオパールの原石ような町だと思っています。

 かつては、漁業の町として栄え、「阿波の出羽島」、「阿波ハエ発見功労者 山村雪太郎」の名を漁業界に知らしめました。また昭和初期、牟岐町において、マグロ仲卸業として、日本1、2の企業を作った大平正敏氏の故郷でもあります。

 また、1970年頃、三船敏郎と石原裕次郎が出演し歴史的大ヒットとなった映画『黒部の太陽』の原作者木本正次氏の故郷でもございます。

 木本正次氏は、牟岐町を舞台に、大平正敏氏の半生を描いた『黒潮の碑文』という、『海賊と呼ばれた男』の原版のような感動的で素晴らしい小説も書かれています。是非ご一読頂きたいと思います。

 

 さて、牟岐町沖合の島々の周辺海域には、出羽島のシラタマモ、津島の暖地性植物群落、その周辺のカンムリウミスズメ、大島のオカヤドカリと、4つの国の天然記念物があり、昔ながらの貴重な自然環境が残された地域でございます。

 また出羽島は、平成25年から4年間、アート展で皆様にご愛顧いただきましたが、平成29年は、連絡船「大生丸」の老朽化のため休止いたしました。平成30年の新船の就航に合わせ再開できればと考えています。

 また出羽島は、平成29年2月、文化庁の『重要伝統的建造物群』の選定を受けました。調査に当たられた審査員の先生は、「この素晴らしい歴史的価値を有する漁村集落を、日本の宝として後世に残して欲しい」と評価していただきました。

 また平成27年12月、牟岐町の大島湾内にある千年サンゴの保全活動が、㈳日本ユネスコ協会の『未来遺産』に登録されました。千年サンゴは、推定年齢1,200年を超える巨大な木の形をしたコブハマサンゴ群落で、百年後の皆さんに残し伝えるべき貴重な未来遺産として選定されました。

 また、昭和40年代、県南のリゾート開発を進めるために建設された南阿波サンライン沿いの景観は、かつて瀬戸内晴美(現寂聴)さんが、「日本で一番美しい海岸線」と絶賛されたものでございます。その牟岐町側の終点近くにある貝の資料館『モラスコむぎ』は現在、平成29年8月からのリニューアルオープンに向け改修工事を行っておりますが、海に親しみ美しい景観を楽しんでいただける場所として、皆様のご来場をお待ちしています。

平成29年7月1日

牟岐町長 福井 雅彦