公開日 2025年03月25日
更新日 2025年03月25日
文化庁「100年フード」に牟岐の浜節句弁当が登録されました。
徳島県牟岐町では、上巳 (じょうし) の節句を新暦の4月3日に祝う習慣があり、その際に御馳走を詰めたお重につめた弁当を持って浜辺に繰り出し、春の訪れを楽しむ「浜節句」が行われてきました。
お弁当の内容は、①巻寿司、アジの姿寿司、いなり寿司、赤飯の型抜きなどのご飯類、②分葱のぬた、野菜(牛蒡、椎茸、人参、筍)や豆の煮物、卵焼き、焼き魚、流れ子(とこぶし)の煮つけ、かまぼこの飾りつけなどのおかず、③牟岐町の特産品であるテングサを材料にした寒天羊羹や、みかん、りんごなど果物の飾り切りが色どりよく盛り付けられたものになります。
また、子どもには、菱餅やあられに加えて、お寿司、卵、寒天羊羹、芋餅、果物など、子供が好む食べ物が遊山箱に可愛らしく盛り付けられ、これを持って磯遊びや山遊びに出かけました。
周辺地域では行われなくなった伝統行事が牟岐町には残されており、今後も絶やすことなく未来に伝えていきたいです。
【お問い合わせ】
牟岐町役場 産業課
TEL:0884-72-3419
E-Mail:mugisangyou@mugi.i-tokushima.jp